PLENUE 2 MKIIの使い勝手の悪いところを敢えてあげよう
COWON コウォン PLENUE 2 MKII【P2MK2-256G-JG】 ハイレゾ対応デジタルオーディオプレーヤー【送料無料(代引き不可)】
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2週間ほど経ちました。なんかこう、某オーディオショップで買ったときより数段安くなっててしょっぱい気持ちに少しなってます。
それはそれとして、PLENUE初体験の自分として、ちょっと備忘録的に「これはどうなんだ」と言う部分を挙げていきたいと思います。
・UIが独特だ
独特な操作画面
PLENUEシリーズはUIは独自UIです。ちょっと独特な感じで、メニュー画面がこのようになっています。ちょっと見た目で分かりづらい箇所も多いです。
PLENUEシリーズやCOWONの更に前のシリーズに慣れている人は良いとして、一見さんはちょっと手を引っ込めがちかもしれません。
とはいえ、例えばウォークマンやAKシリーズなんかも独自UI(AKは元はAndroidですが)ですし慣れれば独自UIならではのサクサク感が勝るとは思います。その辺はZX300を使っていた自分としても感じるところです。
翻って、AndroidOSはUIに関してはアプリやウィジェットでどうとでもなる、という点では勝りますが、サクサク感はどうしても劣ります。10万円以上のハイエンドクラスはともかく、ミドルクラスだとその辺は顕著かと。
PLENUE 2 MKIIに関してはさすがハイエンドの独自UIらしく、ZX300と比較しても特に起動時間は爆速です。データベース更新に長いと15分位かかるZX300からここは圧倒的じゃないかと感動すら覚えたところです。
しかしまあ、こんなヘンテコな再生画面があったりするのはご愛嬌。
・中華フォントだ
めっちゃ中華フォント
COWONは韓国メーカーなんですが、フォントが大陸製のいわゆる「中華フォント」というものが標準になっています。大陸の大手メーカーだとFiiOなんかにも使われてる印象がありますが、人によってはこれに違和感を感じる人も多いでしょう。
しかし、これは実は変えられます。
Plenue 2 MKII、基本はゴリゴリの中華フォントなんだけど、自分でいい感じのフリーフォントぶち決めるのは良いところ。 pic.twitter.com/F0sR2WwPWE
— nick (@nico_nico_kneee) 2018年8月11日
方法は簡単で、任意の無料フォントなどをDLし、ttfファイルを「user.ttf」とリネームして本体のSYSTEMフォルダの直下に放り込むだけでできます。あくまで自己責任でやってね!
・外部プレイリストが使えない
これは擁護のしようがない点。m3u形式のプレイリストを読み込んでくれません。一応、PULENUEシリーズだと唯一PLENUE Dだけ使えるみたいなんですがかなり癖のある使い方しないといけないっぽいみたいですねぇ。なお、PLENUE 2 MKIIだとそもそも無印時代からさっぱり使えません。
なので基本はフォルダ管理になります。
ざっくりしたフォルダ分け
一応サブフォルダも含めてフォルダ内のみ再生をかけられるので、なんとなくプレイリスト風味に使えなくはないです。
フォルダの管理はPC上でできますので、慣れればさほど苦でもないです。
それでも使いづらいって場合は本体で「Favorite」という要は「お気に入り」機能があるのでそっちを使うしかありません
またもやざっくりしたリスト分け
複数のFavoriteリストを作ることもできますし、フォルダを丸ごとぶち込んだり、複数ファイルを一度にぶち込んだりもできるので、それほど時間がかかる作業ではないですが、小さい画面でちまちま作業するのは面倒ではあります。
エントリークラスのDでできたんだから2でもm3uプレイリスト同期できるだろ。アップデート対応しろや」という感想も個人的にはあるんですが、独自UIが下手に重くなったりしてもやだなあと思う部分もあり、下手にアップデート対応するよりは人間側が対応した方が良いのかもしれませんね。(そもそもプレイリストに対応していないDAPもありますしね)
なんにしてもPLENUEシリーズ、エントリーのD,J,Vミドルのm,m2、Rと出してる割にはUIがクセがあるのが初心者にはちょっと……って感じします。完成されているのは完成されているUIなので慣れれば良さもわかるし、勝手がわかれば人間側のアジャストは容易に出来てるんですがね。文章にすると悪さが際立つのでなんともかんとも、良さがわかるには使ってみるしか無いんだよなぁ……。
とまあ、そんな結論になりました。
逆に間違いない良さを上げるとすれば、このクラスのDAPとしては軽い(192g)のと、比較的発熱が少ない(デジタルアンプのウォークマンには流石に負ける)ところ。